大学受験のための英単語

英語の勉強のやり方がわからないと迷っている生徒へ

高校生は人生で一番大切な時です。高校生の時期をどう過ごすかで人生が決まるといっても過言ではないほど重要です。進学を考える上で英語は重要です。英語ができないというだけで、進学の幅が狭まります。ということは、英語で人生が決まることがあるということです。

今現在、英語が得意で成績の良い人は今まで通りの勉強を続けてさらなるレベルアップを目指して下さい。英語が不得意、苦手、やった割に成績が良くない人は、次のような英語の勉強を試してみて下さい。

入試の英語を知る

大学入試の過去問を見ればすぐにわかることですが、入試の英語はほとんどがマークシート方式です。つまり入試では、英語は書けなくても読めればいいということになります。ですから英語→日本語にできればいいわけです。単語も書けるようになることが理想ですが、意味がわかればいいということになります。

英語を読んでわかるためには、単語、文法、構文の力が必要です(その他にも一般常識や類推する力など総合力で読む必要があります)。その中でも一番大変なのが単語で、一番重要なのも単語です。文法や構文がわからなくても、単語がわかればだいたい意味はわかりますが、その逆は成り立ちません。そして単語は質より量です。単語はお金と同じです。蓄え過ぎるということは絶対にありません。語彙は多ければ多いほど有利です。

何を勉強するのか

巷には「必ずできるようになる英語」というような参考書や問題集がありますが、はたして本当でしょうか?そんな魔法のような参考書や方法があれば誰も苦労はしません。塾、予備校、出版業界の人にとっては、英語ができるようにならなくても学生がお金を払ってくれればいいので、甘い言葉で誘惑するようなキャッチフレーズを使います。きちんと勉強している人はそんな簡単な方法はないことはわかっているのですが、できない人ほどそういった勧誘に弱く、頼りがちです。

昔、ギリシャの哲学者アリストテレスがアレキサンダー大王の家庭教師をしたときに言った「学問に王道なし」There is no royal road to learning.という言葉があります。だれでも苦労しないでできるようになりたいと思いますが、それはできない相談です。覚えたことも次々と忘れていきます。そうしたら、また覚える。ただそれだけのことで、これ以上もこれ以下もありません。

甘い言葉に迷っている暇があればTarget1900やスクランブルをやりましょう。いろいろなものに手を出して、どれも中途半端で終わるのではなく、少なくてもきちんとやる方が自信にもつながります。

study_method01

「これだけで大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、同じものを何回も繰り返すべきです。他の問題集を使っても不安がなくなることはありません。1冊でもいいから、ちゃんとやっていけば、センター試験レベルの長文に出てくる単語でわからないものはほとんどなくなります。そうなると文脈から単語を類推する必要もなくなり、長文の速読ができるようになります。自分を信じて、繰り返すことが重要です。

タイムリミット

英検などの資格試験は合格レベルに達すれば全員合格になりますが、入試というのは上位何人合格という試験です。つまり、遅れている人は、先行している人を追い抜かさなければ合格しないということです。

おそらく平均的な生徒の英語の単語数は2000~3000語ぐらいだと思います。志望校が関関同立だとすると、必要な単語数は最低でも4000語です。単語は100や200増えても英語力には直結しません。1000単位で増えていってわかるものです。まずは4000語、つまりTarget1900のすべての単語を見て意味が言えるようになることです。どんなに遅くても2年生の終了までに、意味が言えなくても見たことがあるというレベルにまで達する必要があります。悩んでいる時間はありません。

記憶のメカニズム

「どうしても覚えられません」という人がいますが、本当ですか?たいていの人は10回もやれば「こんなに覚えようと努力したのに覚えられない!!」といっているのではないでしょうか?10回しかやっていないのに、100回はやった気になっているんじゃないでしょうか?

大量に暗記して、忘れても繰り返しやることです。少しの数の単語を完璧に覚えていくより、一日にたくさんの単語を一瞬でもいいから覚えていくことです。5分後に忘れても、またチェックしてみて思い出すということの繰り返しです。そうしていくうちにだんだん覚えていきます。少しの数の単語に分けて何日もかけてやるよりも、たくさんの単語を毎日繰り返す方が記憶に残ります。何回も繰り返すことが重要で、1時間まとめてやるのではなく、朝昼晩のように20分ずつ3回に分けてやる方が効率的です。

エビングハウスの忘却曲線というのがあります。学習をしたら記憶がどのくらい定着しているかを記憶の量と時間を軸にして表した曲線です。この結果によると、学習終了から24時間後には、わずか20数パーセントまで記憶量が落ちてしまいます。学習効率を高めるには、忘却曲線が低下してくる前に復習をすることが重要です。忘却曲線が低下する前に復習をすることです。つまり、短時間の暗記を1日に数回することが効果的であることがわかります。

study_method02

具体的な方法として

マークシートの試験で点をとるということにしぼれば、単語を書いて覚えていくのは非効率的です。単語を1回書く暇があれば、最低でも単語を3個は見て覚えていけます。ですから、単語を覚えるときは書かずに見て言って覚えるようにして下さい。そして何度も繰り返して下さい。

study_method03

ひとつの方法として単語カードを使う方法があります。表に英単語、裏に日本語を書いて、意味が言えるようになるまで繰り返します。次に順番を変えて、意味が言えるものと言えないものを分けていき、言えないものがなくなるまで繰り返します。単語カードを作る時間は少しかかりますが、いったん作ってしまえば何度も利用できますし、視覚的に覚えたカードが増えていくのでやる気がでると思います。友達と分けて作って、交換して使って競争して覚えていくなど工夫はいろいろできます。

その他にもいろいろな方法がありますが、要はどれだけやったかですので、悩む暇があったら1つでも2つでも覚えていくようにして下さい。

関関同立やセンター試験レベルまで網羅しているTarget1900の単語で必要十分です。こういう言い方をするとすぐに塾や予備校の先生は不安をあおるようなことを言いますが、それは「学校の勉強で十分です」と言ってしまえば自己否定につながるので、そう言うだけです。だまされてはいけません。そんな雑音は無視して下さい。再度、繰り返します。要はどれだけやったかです。

今まできちんと勉強してこなかった人はもう真剣に始めないと間に合いません。

「何を勉強しよう?」と迷っている暇はありません。
まずはやることです。今すぐ始めましょう。